私は今33才ですが、薄毛を気にするようになったのは、ちょうど20代に入ったくらいのことでした。
それまでは、周りから「髪がサラサラでうらやましい」と言われていたのが、いつの日からか、「髪、細いね」、「地肌が見えるよ」、「わかめ食べた方が良いよ」と言われるようになり、次第に、俺は髪の毛が薄いのか?と意識するようになっていました。
当時はそれほどAGAの知識も広まっていなかったのですが、20代ですでにAGAを発症していたんでしょうね。
髪形をいじるのが好きで、髪を遊ばせるのにワックスを付けていましたたが、薄毛が気になりだしてからはワックスを使うのは止めました。髪がまとまって束になると、地肌が透けて見えてしまうからです。
23才くらいからは、毎日帽子をかぶるようになりました。夏でも暑くてしょうがない日でもかぶりました。世間に薄い頭をさらすよりはマシだと思っていました。
大学にも職場にも髪の事をいじってくる人は必ずいました。「なぜそんなに髪が薄いの?遺伝?」と友人はずバスば聞いてきました。そんな時、ストレートに言われて一々真に受けてリアクションするのも嫌なので笑顔で聞き流していましたが、本当は、心が傷ついいていました。
年を取って薄くなるなら分かるが、20代でなぜこんなことになったのか、毎日暗い気持ちでした。
一番つらかったのは、当時付き合っていた彼女とのこと。何よりつらい思い出です。
彼女と会う時はいつも帽子をかぶっていました。彼女は薄毛の事を知っていて気にしないと言ってくれていましたが、彼女の両親と会うという時になって、「帽子脱がないでくれる?」と言われました。
やっぱり気にしていたんだなあと思って大ショックでした。すべてが信じられなくなりました。
その後彼女とはぎくしゃくした関係になってしまい別れてしまいました。
その後は、他の女性と出会っても頭を見られている気がして疑心暗鬼になり、誰かと付き合うのが怖くて自分の殻に閉じこもっていました。
もちろん、こうなる前に私も薄毛ケアをしていました。彼女が気にしていないと言ってくれていたとはいえ、それ以外の周囲の人の視線が頭に向かっているのは気づいていましたので、どうしても薄毛を克服したい!と思い、薄毛ケア・AGAケアを開始していたのです。
ただ、AGA治療とは程遠い怪しげなAGAケアばかりだったのでしょう、思ったほどの効果はありませんでした。
次はそのお話を。