フィナステリドの副作用は、AGAクリニックの医師からは
ると言われます(言われました)。
とは言え、フィナステリド(プロペシア)を服用することに一抹の不安があることは否めません。
性欲が落ちるくらいはまだいいとして、起たなくなる、精子数が減るなんて事態になるとそのデメリットは発毛のメリットよりはるかに大きいですよね(薄毛の方が重要だと言う人もいますが・・・)。
そこで、このフィナステリドの副作用に過剰なまでに反応しているように見えるアメリカではどう患者に説明しているんでしょう?ちょっと調べてみました。
ここで取り上げる医師は、ニューヨークのコロンビア大学の皮膚科学教授で世界的な自毛植毛医であり毛髪再生の権威である、ロバート・バーンスタイン氏。この先生は自身のクリニックのホームページで患者の質問を受けているんですが、そこで該当するやり取りを翻訳してみました。
プロペシアの副作用は治らないのですか?
2011年5月27日
質問
プロペシアの性的副作用は不可逆的(≒いったん起きたら元に戻らない)だと聞きました。 これは本当ですか?
回答
フィナステリド(プロペシア)の性的な副作用は、治療を止めればすぐに収まっていきます。
フィナステリドという薬剤はDHTを一時的に阻害するものなのでこれは理にかなっています。
もちろん、治療を終えた後も副作用が続く可能性はありますが、そういう症例は非常にまれですし(注:2016年時点で日本では確認されてません)、しかもフィナステリドとの因果関係はまだ証明されていません。
今や、性的な機能不全というのは大人の男性には比較的広く見られるものです。また、何百万人というアメリカ人がフィナステリドを服用しています。
いったん性的な機能不全を経験してしまうと(それが薬によるものであろうとその他の理由であろうと)、心理的な要因によりその副作用が長引いてしまう可能性があります。
言うまでもありませんが、AGA(男性型脱毛症)の予防と治療において薬物治療は非常に重要な役割を担っています。しかし、そうした薬物を使うか否かは、副作用を含めあらゆる情報が患者側に完全に知らされた上で決定されるべきです。
ネット上のブログなどで主観的な情報が飛び交っていますが、それらは純粋に科学的な研究に基づいていません。
したがって、それらネット情報のみに左右されるのではなく、医師やその他信頼できる情報源から得た情報も考慮すべきです。
という事でした。根拠もない話に振り回されてもしょうがないです。根拠のある情報を持った医師の情報をもとにメリットとデメリットをちゃんとはかりにかけたうえで、飲むか飲まないか決めよう!ってことでしょうね。
詳しいことはお医者さんの指示に従ってください。
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