（医師の見解）自毛植毛、移植株が足りないならプロペシアで増やす？

自毛植毛ができるかどうかは、まず、髪の薄くなったヵ所に植毛するための元になる髪が取れるかどうか、にかかってますよね。

通常は、AGAでも抜けない後頭部や徳頭部から移植するための髪＝移植株を取ってきますが、その箇所の髪が生まれついて薄いと、期待通りの仕上がりを実現できないそうです。

それ以上に、FUT法でメスを使って後頭部の一部の頭皮を切り取る手技を選ぼうが、FUE法で移植株を一つ一つくりぬく手技を使おうが、その箇所の髪がスカスカになって、手術による傷痕が見えてしまう可能性があるそうです。

そんな場合どうしたらよいのでしょうか？

自毛植毛の世界的権威、コロンビア大学医学部教授のバーンスタイン氏が解説してくれています。

Will Taking Propecia Improve Donor Area Density Enough To Allow Hair Transplant?

 

プロペシアを使えばドナー箇所の髪の密度が増えて植毛手術が可能になりますか？

2010年8月4日

質問

プロペシアを1年間使えば、薬の効果が発現し、ドナー箇所（植える毛を採取する頭皮の部位＝後頭部・側頭部）の望密度が改善されることが期待できるので、自毛植毛の適応になると思うのですが、これは先生から見て勧められますか？

回答

プロペシアはドナー箇所に影響を与えません。プロペシアはDHTというホルモンをブロックする薬ですが、そのDHTによる毛髪のミニチュア化（毛が細く短くなる症状）の影響をドナー箇所は受けないからです。逆に、プロペシアで発毛効果が出て毛の密度が濃くなったら、植毛手術自体が必要なくなります。

 

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という事でした。そもそも後頭部はDHTの影響を受けないので移植毛として選んでいるわけですから、DHTをブロックするプロペシアが効くわけがないんですよね。

万一効いてしまったら、そんな毛を植毛してもAGAの進行で抜けてしまうかもしれません。

どっちみち厳しいです。

詳しいことはお医者さんに聞きましょう。

 

 

 

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