自毛植毛の術式の一つFUEを世界中に広めた医師コロンビア大学医学部教授のバーンスタイン氏の説明を引用します。
フォリキュラー単位くり抜き法(FUE)とは?
FUEの手技は、Dr.レイ・ウッズにより1990年代にオーストラリアで考案され、ラスマン氏やこのサイトでも度々引用しているバーンスタイン氏によって2002年に医学界に紹介されました。
Follicular Unit Extraction(FUE)とは、フォリキュラーユニット(=FU=移植株の単位)を一つ一つ頭皮から直接くり抜く手技です。
FUEでは、特別な機器が使用され、FUの周りを丸く切開し、周りの組織から切り離します。FUは頭皮から直接くり抜かれます(引き抜かれます)。手術後、頭皮には極小の穴があきますが、治癒すると白いぽつぽつとした痕になります。
*FUとは?
髪の毛は元々一本一本生えているのではなく、1本から4本単位で生えています。その単位をFUと言います。なお、FUを移植する時の単位とした植毛術をFUTと言います。ってことはFUEもFUTの一種ですね。
FUTは頭皮を帯状に切り取り、顕微鏡下で一つ一つのFUに切り分ける手技ですが、FUEはこのFUを頭皮から直接くり抜いていくという点で異なります。
それ以外の、移植する側にホールを作ったり、FU株を植えていく作業では本質的に違いはありません。
FUEはFUTと違い、頭皮をメスで切り抜いたりしないので心理的なハードルは低いですね。傷痕も線上には残りませんので、ある程度なら短髪のヘアスタイルでも傷は見えません。
デメリットは、くり抜く時にグラフトを傷つけてしまう恐れがあるので、医師の腕が問われます。また、一つ一つくり抜くため時間と手間がかかり、大量の植毛には向かないと考えられてます。
その分、手術代も高額になり、FUTの2倍くらい掛かります。
ただ、このメスを使わないメリットは人気で、日本でもFUEが主流です。世界ではまだまだFUTが主流だそうですが、FUEのシェアが急拡大しているそうです。
現在では、ARTASという植毛ロボットが登場し、グラフトを気付付けずに安全に、しかも安価にFUEを提供するクリニックもあります。
参考までに、FUEの得意なクリニックを載せておきます。
こちらは、日本一人気の自毛植毛クリニックですね。
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