っていうのは愚問らしいです。なぜなら、フィナステリドとミノキシジルとでは作用が異なるからです。なので、2つ使うことで相乗効果が期待されるとして、AGA病院に行くと両方使うことを推奨されることが多いです。
とは言え、薬の副作用への不安はそこそこあるらしく、どうしても飲む量を減らしたいという人にはこう言うそうです。
フィナステリドとは?
5αリダクターゼという酵素を阻害する薬です。この酵素はテストステロンという男性ホルモンをより活性の強いジヒドロテストステロンという物質に変換します。男性型脱毛症は、このジヒドロテストステロンが毛根にくっついて脱毛のシグナルを出すことが原因だとされているので、この物質の産生に関わる5αリダクターゼを阻害することでAGAの進行を食い止めます。
なお、AGAに対する効果は絶大です。こちらはある日本のAGAクリニックでの3千人以上のAGA患者を対象とした3年間の臨床データですが、約9割のAGA患者に効果が確認されています。
ミノキシジルの作用とは?
詳しい作用機序はいまだ解明されていないそうです。ただAGAクリニックに行ってよくされる説明は、
ミノキシジルは元々血圧を下げる飲み薬が副作用で全身多毛になることから生まれた薬です。この薬は血管を拡張することで血圧を下げる効果があると考えられています。その作用は頭皮にもおよび、そのため頭皮の血流が改善し毛根へ十分な酸素や栄養が届けられるようになり、発毛が促進されるのではないかと考えられています。
この薬は塗り薬としてすでに街の薬局でもリアップという商品名で売られています。
ちなみに、効果も高いですよ。大正製薬のホームページを見ると詳しいことが書いてます。1年間、1日2回ミノキシジルを頭皮に塗ると、77.8%の人が中等度以上の効果が表れているという事です。
というように、フィナステリドとミノキシジルは作用の仕方が違うので、それぞれの作用がダブったり、打ち消し合ったりしないので、発毛効果を高めるために両方使うことを勧められるようです。
クリニックによっては1つの錠剤にフィナステリドとミノキシジルと発毛に必要な栄養素も詰め込んだ薬を用意している評判のAGA病院もあります。
とは言え、
とか
なら片方だけでも処方してくれますのでご安心を。どの薬を飲むのかを決めるのは最終的には僕たちです。
ただ、変な所に行くと、医師のおすすめを断りにくい空気だったり、薬だけの処方を嫌がったりする所もあるので、AGAクリニック選びには注意が必要ですね。
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