フォリキュラーユニット(FU)とは?
自毛植毛手術で使われる移植毛の単位の事です。
長いこと、髪の毛は1本1本生えていると考えられてきましたが、実は、1本から4本を一束とする非常に小さなかたまりで生えていることが分かりました。これをフォリキュラーユニット=FUと言います。
遠くからは、この”かたまり”を認識することは困難ですし、近づいて見ても、見つけることは容易ではありません。しかし、およそ1mmくらいに刈り上げ、30倍拡大して見れば、そのかたまりが見えてきます。
FUは小さな複数の毛包から出来ています。これには、神経や血管、ごく症の筋肉も含まれています。
上の写真には毛が1本、2本、3本、4本生えているFUが写っていますが、それぞれは後頭部から採取された帯状の頭皮を、顕微鏡下で熟練の技により切り出されたものです。なお、これら4種類のFU株は植毛直前のものですが、やみくもに植えたりせず、それぞれ与えられた役割が異なり、それゆえ植えられる場所も異なります。4本はボリュームアップさせたい場所に、1本は生え際など自然さが特に重要な場所にという具合です。
フォリキュラーユニットを自毛植毛手術で使う一番のメリットは、移植する側の頭皮(薄毛になっている部位)に開ける穴をできる限り小さくできることにあります。
上の写真では、2つの3本毛の生えた組織がありますが、左側の方は実は2本のFUと1本のFUから構成されています。御覧の通り、右側の元々3本のFUと比べてかなり大きいことが分かります。左側は右側と比べ1.5倍の直径があり、体積は2倍以上あります。そのため、移植する側の頭皮に2倍以上大きな穴(移植ホール)をあける必要が出てきます。
移植する側に開ける穴(移植ホール)が小さければそれだけ隣の髪の毛の組織を気付付けることなく近くに植えることが出来ます。小さな移植ホールであれば、同じ移植面積でもそれだけ多くの移植株を植えることもできます。それゆえ、FUを使う事で、1回の手術で植毛できる密度を極限まで高められる事になります。
もちろん、植えた後の頭皮が凸凹に見えたりはしません。そもそも髪の毛が生えている自然の状態をそのまま移植するのがこの手技だからです。もちろん自然な仕上がりを確実なものとするために正しい方向と間隔で植毛することは必須ですが。
つまりFUをベースとした植毛は、フサフサで自然な仕上がりを実現してくれるというわけですね。
なお、こうしたFUを移植株の単位とする方法に対して、複数のFUを1単位として植える方法もあります。MFU(Multiple FU)と言います。上の2つのFUの入った4本の株がまさにそうです。この場合植毛する株数が減る分、手術時間も短くなり、費用も安価になるといったメリットもありますが、上で説明した通り、自然さではFUを使った手技に劣ると考えられています。
なお、日本でこのFU株での手術を推進している評判の自毛植毛クリニックを紹介します。
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