自毛植毛は絶対に周囲の人にバレたくありません。そういう意味では、手術後の傷をどうやって周囲に気づかれずにやり過ごせるか?が悩みですね。
まったく同じことを医師に質問した人がいますので、その人と医師のやり取りを紹介します。回答している医師はFUT、FUEの生みの親、コロンビア大学医学部教授のバーンスタイン氏です。
手術後、手術痕がばれないようにするにはどうしたらよいでしょうか?
2011年2月12日
質問
現在自毛植毛を考えており、手術が周りに知られないようにやりたいと思っています。そこで質問です。手術後の移植部分の赤みを隠したいのですが、どのような方法がありますか?
回答
自毛植毛手術後手術痕(赤みだけでなく、かさぶたやむくみ)が周囲にバレないようにする方法はたくさんあります。
手術後の赤みは、カンタンに通常の化粧品(ファンデーションや"ふりかけ")で隠すことが出来ます。手術後1週間もすれば、移植株はかなりしっかり定着してきますので、朝に化粧品を使い、帰宅後優しく洗い流したりしても大丈夫です。移植箇所の傷は1週間もすればかなり治っていますので、化粧品を使っても傷口が感染してしまうリスクはありません。術後10日もすると、移植株は完全に定着して抜けたりしませんので、お化粧を洗い落とすのにそんなに気を使わなくても大丈夫です。
普通、かさぶたは赤みよりも目立ちますが、術後しっかりケアしてあげれば、最小限に抑えられます。株を植えた時に出た血による”かさぶた”は乾いていきますが、術後ていねいに頭皮を洗ってあげればかさぶたができるのは容易に防げますが、いったん固くかさぶたが固まってしまうとムリに取ろうとすると移植株まで抜けてしまう恐れがありますのでご注意を。
すべてFU株(髪を生育させる組織の最小単位)で植毛手術を行っていれば、移植箇所(移植株が植えられた穴・溝)は非常に小さいですので、1日もかからずに血も止まるはずです。ですので、植毛手術の翌日から毎日しっかりシャンプーをすればかさぶたが硬くなるのを防げますし、移植毛も目立ちにくくなります。それにかさぶたが固まるのを防げれば術後の赤みも目立ちにくくなります。しかし、もしかさぶたが固まり髪にくっついているなら、かさぶたを取るまで少なくとも10日間は見た方が良いでしょう。移植株が抜けたら困りますので。繰り返しますが10日もたてば移植株は生着して頭皮と一体になります。
むくみ(医学用語では浮腫)は自毛植毛手術の後に起こるもう一つの問題ですね。25%の患者さんで起こると考えられています。生え際から始まり、だんだん下に下がってきて、おでこ、そして眉間や目の周りに広がっていくことがあります。この症状は数日から長いと1週間続くことがあります。
このむくみですが、植毛医が頭皮に麻酔をするときに使う麻酔薬の中にコルチゾンを入れると、程度や期間がおさえられます。腕へのコルチゾールの注射(経口のプレドニゾンの服用)もむくみの発生を抑えられます。手術後数日間は、頭を高くして寝るとむくみが防げることがあります。
最後に、元々あった髪の毛は、手術痕を隠すのに非常に便利です。経験のある医師なら髪の毛を切らずに手術することができます(患者さんが望めば)。後頭部や側頭部を伸ばしておけば、移植した痕を隠せますし、前頭部の髪は、発赤やかさぶたを隠すのに使えます。前髪をたらしておけば顔のむくみも隠せますね。
僕の行った自毛植毛クリニックで言われたのは
でした。
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