自毛植毛では、手術後に毛が抜けてしまうことがあります。最初は「自毛植毛 失敗?」とビビるみたいですが、いわゆる”ショックロス”と呼ばれるものです。これは、植えた毛もそうですが、その周りの毛が抜けてしまうこともあり得るそうです。
移植した毛が一時的に抜けるのは、術中に採取された毛髪が、植えられるまで血液が供給されない状態にしばらく置かれることが原因ではないかと言われているそうです。
周囲の毛が抜けるのは、AGAの影響で元々抜ける間近だった髪の毛が、手術によるショックで抜けてしまうと考えられているそうです。
-
(医師の見解)自毛植毛手術後のショックロスの対処法
自毛植毛の世界的権威、コロンビア大学医学部教授のバーンスタイン氏が植毛手術後に一時的に抜け毛の起こる現象=ショックロスについて解説してくれています。 Shedding After Transplant ...
こうした髪の毛は時間が経てばまた生えてくるので心配はいらないとの事。
といった話はすべて毛を植えた側の頭皮の話です。しかし、毛を採取した側の頭皮でもショックロスが起こるとか。
どういう事でしょうか?
自毛植毛の世界的権威であるコロンビア大学医学部教授のバーンスタイン氏が説明してくれています。
After Hair Transplant Is There Shock Hair Loss In Donor Area?
移植網を採取した個所でショックロスは起きるか?
2013年4月23日
質問
ネットで、自毛植毛手術後に移植毛を採取した個所(特に耳の後ろ)に深刻なショックロス(術後の初期脱毛)が起こる事があるという記事を見ました。これは本当でしょうか?ドナー箇所の術後脱毛は元のように回復するのでしょうか?
回答
FUTかFUEかで変わってきます。FUTの場合、ドナー部位(移植毛を採取した後頭部など)にショックロスといった初期脱毛の起きる可能性は極めて低いです。
ありうるとしたら、手術が適切に行われなかったケースですね。例えば、FUT法によりメスで頭皮を切り取った後、非常にきつく頭皮を縫合してしまった場合です。この場合抜けた毛は再び生えてはこないでしょう。これは、きわめて規模の大きいメガセッションは避けるべき理由の一つです。
FUEの場合はドナー部位の術後脱毛はもう少し頻度はあがりますが、それでも一般的に言ってそれほど頻繁に起こったりしませんし、起こったとしても、またすべて生えてきます。
一方、移植部位(植毛した頭皮の部位)での術後脱毛は非常に良く見られる症状で、それはFUTでもFUEでも変わりありません。移植した部位に多くのミニチュア化(細く、短くなり始めた毛)した毛が多い場合は特にそうなります。
という事で、
- FUTではよっぽど下手くそな医者に当たらなければ起こらない。
- FUEの方も、まだ起こる可能性は高いけど、それでも一時的なもので放っておけばまた生えてくる。
ってことでした。とにかく良いお医者さんを見つけることですね。
その他自毛植毛のQ&A一覧
-
自毛植毛、失敗しないクリニックは?
海外では、イングランド代表のサッカー選手を始め、色んな有名人、セレブが植毛を公言してますね。 今の医療技術のおかげでその仕上がりは非常に自然です。 実際私もいくつかのクリニックで、「私もやってるんです ...
-
AGA病院の無料カウンセリングってどうよ?【20カ所体験口コミ】
AGA病院では、なぜか診察の事をカウンセリングと呼びます。そして、カウンセリングは"無料"です。 と来れば、とりあえず行っておこうかとも思いますが、一方「無料」という事で何かありそうで「不安」なのも事 ...