FUTはメスを使って自然でフサフサの仕上がりにするには一番適した自毛植毛の施術方法だそうです。治療費もFUEの約1/2で済むのもうれしいですね。
が、しかし!メスで頭皮を切り取るのがちょっと怖い・・。だいたい、どこをどれくらい切るのでしょうか?
アメリカの自毛植毛の世界的権威の医師、コロンビア大学教授のバーンスタイン先生が答えてくれています。
自毛植毛のFUT法では頭皮のどこを切るのでしょうか?
2006年6月23日
質問
自毛植毛するときの髪の毛は、後頭部や側頭部から採取すると聞きました。具体的にはどこから採るのがベストなのでしょうか?
回答
植毛する毛を採取するのに最適な場所は、後頭部にある”生涯抜けない毛のあるゾーン”の真ん中の辺りです。必要な移植毛の数が増えれば側頭部の方に伸ばしていきます。
後頭部を触ると真ん中らへんに凹凸があるのが分かるかと思いますが、その凹凸で地面に対して垂直になっている辺りがベストです。移植毛を採取するドナー箇所はこの辺りです。
もしこのゾーンより下を切ってしまうと、傷痕が首の筋肉の動きで引っ張られ、広がってしまう可能性があります。一方、その上を切ってしまうと、実は移植株がAGAの影響を受けやすい毛髪だった、なんて事になって将来抜けてしまう恐れがあります。
切り出す頭皮の大きさはどうやって決めるのか?
2006年7月3日
質問
FUTによる植毛に興味があるのですが、どのくらいの大きさの頭皮を切り取るのか、どうやって計算するのでしょうか?
回答
移植毛を採取するために切り取る頭皮=ドナーストリップの大きさは、植毛に必要な移植株の数によって決まります。(アメリカ人では)1平方メートル当たり100株にちょっとかけるくらいの数の密度で髪が生えています。
頭皮を1cm幅(高さ)とすると、例えば1,800株植毛するのに必要なドナーストリップの長さは、18cmちょっとになります。
これが2,800株になれば、幅を1.2cmとすると24cmの長さになる、という具合です。なお、ドナーストリップの幅は頭皮の柔らかさによって決まります(柔らかければ伸びるので幅広にできる)。
なお、日本人の場合、西洋人より髪の密度が低いそうです。ヨコ美クリニックの今川先生によると、白人の7割くらいとのことで、これは1平方メートル当たりの株数で言うと、およそ70株くらいとなります。という事で、僕たちの場合は上の計算よりももっと幅や長さが広がることになります。
と思うかもしれませんが、これだけ切っても10か月くらいすると元の頭皮の柔らかさに戻っているそうです。
[st-kaiwa5]とすると永遠に取れる!?[/st-kaiwa5]訳ではありません。採取できる移植毛の数、それが生えているドナーエリアの面積は変わらないので、切れば切るほど小さくなります。詳しいことはクリニックで聞いてみましょう。
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