おすすめ理由 | ー |
治療費 | 平均~高い |
場所 | 東京、大阪 |
どんなクリニック?
男性型脱毛症AGAと女性の薄毛治療もしている、総合薄毛治療クリニックです。東京新橋と大阪梅田の2か所にクリニックを構えてます。"TOM"ですけど外資系ではなさそうです。
特長は、「発毛か植毛かではなく、発毛も植毛も」と言ってるように、AGA治療としては標準的なフィナステリドを始めとする薬物療法、頭皮に薬物を直接注入するメソセラピー、自毛植毛まで一通りの薄毛治療プランをカバーしているところです。このクリニックではBUSH治療と呼んでいます。
ちなみに、ここ以外のAGAクリニックで、一通りの薄毛治療法をすべてカバーしている所と言うと、聖心美容クリニック、湘南美容外科クリニックがありますね。
それ以外の特長としては、怪しげな発毛サロンとは違って科学的根拠のある治療を行ってくれて、真摯に相談の乗ってくれて、医師が丁寧に診察してくれることを、宣言してます。これはツボを押さえていますね。
あと気づいたのは、新橋院では来院するとジュースがもらえる所。アサイジュースとマンゴージュースを選べるみたい。これをHPに書いてるAGAクリニックはここくらいじゃないでしょうか(イヤミじゃないですよ)。
どんな薬物療法をしてるの?
オリジナル内服薬TOGM(男性向け、女性向け)
日本皮膚科学会の診療ガイドラインでクラスAの評価を受けた2つの薬フィナステリドとミノキシジル、それにビタミン、ミネラル、アミノ酸等頭皮に良い栄養分のサプリメントを含んだものを1回分ずつ分包にしてくれます。
もちろん、女性向けにはフィナステリドを除いたものも用意してくれます。
"TOGM"が何の略かは分かりません・・。
オリジナル内服薬TOF(男性向け)
先のフィナステリドを主成分とする内服薬です。このクリニック独自の薬です。フィナステリドはAGAの原因であるDHT問う物質が作られるのを阻害してくれる薬ですね。"TOF"もこのクリニック独自の用語のようです。
プロペシア錠1㎎、フィナステリド錠(男性向け)
オリジナルの薬だけでなく、フィナステリドの正規品MSD社のプロペシアも処方してくれます。さらに、正規品のジェネリックであるファイザー社のフィナステリド錠も置いてます。どうしてもプロペシアじゃないとダメな人も、ジェネリックでも構わない人も選べます。
ミノキシジルタブレット(男性向け、女性向け)
オリジナル内服薬に含まれているミノキシジルだけの錠剤です。日本では承認されていない薬ですが、どこのAGAクリニックでも処方してくれてます。。元々高血圧の薬だったもので血管を拡張させる作用で発毛に効果があることが分かった薬ですね。特に頭頂部の薄毛には効くとのこと。外用薬(塗り薬)よりも効きが良いそうです。
ロゲイン(男性向け、女性向け)
そのミノキシジルの塗り薬、外用薬です。日本ではリアップとして大正製薬が販売していますね。日本皮膚科学会のガイドラインでフィナステリドと並んで強く推奨されてるものなので間違いないです。こちらでは男性用といて5%もの、女性用として2%のものを処方してくれます。
パントガール(女性向け)
女性特有の薄毛や抜けがであるびまん性脱毛症や産後の抜け毛に効果のある飲み薬です。パントガールにはビタミンBやケラチン、L-システイン、パント酸カルシウムが含まれているので、爪にも良いし、白髪予防にも良いそうです。
どんなメソセラピーしてるの?
メソセラピーに関する情報がHPにほとんど記載がありませんが、成長因子を頭皮内に浸透させる治療をやっています。TOMヘアグロースカクテルメソ、再生促進メソ、発毛促進メソと呼ばれてています。注射で注入するのではなく、電流で頭皮内に浸透させる方法もあります。
どんな自毛植毛をしてるの?
ARTASという自毛植毛ロボットをフル活用し、従来の施術方法のデメリットを補った植毛手術をしています。
自毛植毛のメリットおさらい
自毛植毛は、AGAの影響を受けない後頭部や側頭部の髪の毛を薄い箇所に移植する治療法。自分の髪なので移植の拒絶反応がないため、移植した毛はほぼ一生涯生え続けます。
従来の植毛手術は?
FUTとFUEという方法がありました。FUTという手技は、移植に使う毛根組織(グラフトと言います)を採る時、後頭部の頭皮を横長の帯状に切り取る方法です。一方、FUEはメスを使わずにグラフトを一つ一つ後頭部からくり抜いていく方法です。FUTという手技は一度に大量にグラフトを採取できますが、メスを使うのでちょっと怖いし、傷跡も残ります。一方FUTはメスを使わないので傷跡も目立ちにくいですけど、一つ一つくり抜くので難易度が高く、グラフトが途中で切れたり、傷ついたりして、移植後の生着率が悪くなる恐れがあり、そういう意味では医師の腕次第というデメリットがありました。もちろん、一つ一つとるので手間と時間がかかり、その分手術代も高額になりました。
(左がFUT、右がFUE)
ARTAS
ARTASというロボットは手技としてはFUEなのですが、正確無比な動きで傷つけずに移植毛を採取することが可能で、まさにFUEの問題点を解決してくれます。もちろん、人間がやった場合のFUEよりも安く収まります。
さらに、このクリニックのARTASは植毛する時の移植用の穴というか切れ目も入れてくれます。植毛は、グラフトを採取する→薄毛の箇所に移植毛を入れるホールを作る→移植するというステップがありますが、他のクリニックのARTASは第一段階のグラフト採取にだけ使われていることが多いです。
人の手を経ない分、いつでも正確な結果が得られるという事らしいです。
治療費は高いの?
薬、メソセラピーは、高いですね。
自毛植毛はARTASとしては安いです。
治療内容 | 治療費 | 湘南美容クリニック |
カウンセリング | 無料 | 無料 |
初診料 | 3,000円 | 無料 |
オリジナル内服薬① (フィナステリド+ミノキシジル+サプリメント)1か月分 |
30,000円 | 12,800円 |
ノーニードル発毛メソセラピー(6回分) | 604,800円 | 192,000円 |
ARTAS自毛植毛1,000株 | 648,000円 | 880,000円 |
超個人的な意見!ここにしかない独自の治療がある訳でもないし、実績が豊富という訳でもなさそうだし、治療費もロボット以外はだいぶ高いし、と考えるとココを選ぶ理由が・・・思いつかないです。スミマセン。
【蛇足ですが・・】もし病院に行く踏ん切りがつかないなら
こういう人は多いと思います(僕がそうでした)が、そういう人にはAGAクリニック治療補償のついた育毛剤もアリかもしれません。
4か月で4本使って満足できないなら、病院の治療費を出してくれるそうです(ホントかよ?)。
病院に行く前に、育毛剤に最後の望みをかけたい人にはいいかもしれませんね。
なお、定価は高いですが、アマゾンなら時々半額(僕が見た時は5,980円)になっているので、そういう時が狙い目です。